●―「アグレッシブで、器用な選手」(横浜FM・下條氏)

 「(中学からGKをはじめて)最初は渋々だったようですが、当時のコーチと相談したなかで、先々を視野に入れての判断だったと聞いています。しかしながら、フィールドプレーヤーを経験していたことが、今になって思えば、彼の『プレーの幅』をここまで広げてくれたんですよね。
 飯倉の特徴は、とてもアグレッシブで、足元の技術もしっかりしていること。右でも左でも同じように蹴れます。そういう意味では、非常に器用な選手だと思います。
 ゴールキーパーというポジションは、『要領』を覚えながら、『経験』で育っていく部分があります。もちろん、すぐに公式戦に出られるわけではない。毎日毎日のトレーニングを積み重ねて、たとえわずかでも、いざ自分に出番が回ってきたときに、どこまで力を発揮できるか――そこが重要になります。
 まず取り組むべきことは、すべての力のレベルアップ。それと同時にトッププレーヤーのスピードやパワーに負けない身体作りですね。それがプロとしての『ベース』になってくると思います」
(話・下條佳明氏=横浜FM育成・普及本部CPO)



応援してくださったみなさんへ―

 「監督、コーチをはじめ、影ながらいろいろ支えてくれた方々がいたから、ここまで来れたというのをすごく実感しています。
 これから時間がかかるかもしれませんが、みなさんの期待に応えられるように、一生懸命に練習して、昨年のチャンピオンシップのような舞台に一日でも早く立ちたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」
(横浜F・マリノス 飯倉大樹)








▲第58回静岡国体・優勝祝勝会のスピーチより
(2003年12月3日=藤沢市民会館)