「彼のプレーをはじめて見たのは、彼が中学3年生のとき。PK戦から登場してきた彼には、当時から「勝負強さ」がありました。それは親から与えられた、本人だけが持っているものであり、決してトレーニングなどで鍛えられるものではありません。 もちろん、GKとしての技術もしっかり持ち合わせていました。あとはウチに来て経験を積み、試合に出ることで、その潜在能力は次第に開花しました。昨年(2003年)からは国体メンバーにも選出されています。
高校2年生のときに、1回大きなケガをしているので、やっぱりケガをしない身体作りから取り組んでほしいですね。本人も選手権の予選や国体などで悔しい思いをしてきましたから。高校よりレベルが上がるだけでなく、プロである以上は激しい、厳しい戦いが待っています。特にゴール前は、プレーが一番激しくなるエリアですから、そのようなプレーにも負けない、あとは相手に『威圧感を与えるGK』になってほしいと思います。そのためには、やっぱり身体作りをしっかりして、まずはケガをしないこと。
それから僕としては、各年代の――今だったらU-19ですね――「日の丸」をつけるような選手になってほしい。
今後は、いろいろな人たちの気持ちを背負って、また名古屋でもさらに成長してくれることを期待しています」 |
「みなさんが応援してくれたおかげで、名古屋グランパスエイトに入団することが決まりました。むこうに行ったら、試合に出られるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」 (名古屋グランパス 内藤友康)
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▲名古屋入団が内定した翌日の会見より
(2004年12月4日=日大藤沢高)
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