平成20年度(2008年)

第63回国民体育大会サッカー競技【成年男子】

 


準々決勝
日程 時間 会場

対戦カード

M-12 08.9.29 13:30 中津総合運動場 京都府 前半 神奈川県
後半

前半26分 高橋
後半1分  平井
後半12分 町中

得点者

後半34分 福井

 昨日から降り続く雨の影響でピッチには水が溜まるコンディションのなか行われた準々決勝。対戦相手の京都は、JFL所属・佐川印刷SCによる単独チーム。
 昨日と違って硬さの取れた神奈川は、キックオフ直後から攻撃のリズムを作り、試合を優勢に進める。前半17分、相手ボールを奪ったMF小池(5番)がDFの裏にパスを出し、これに反応したFW福井(9番)が強烈なシュートを放つもGKが好セーブ。しかし、同27分、右サイドからのFKを頭で合わされ、先制点を奪われて前半を終了した。
 後半開始2分、センターサークル付近で京都にインターセプトされると、そのままシュートまで持ち込まれ追加点を許す。同13分、中盤左サイドで奪われたボールを右に展開され3点目を決められた。その直後、反撃体制を整える神奈川はMF田中(14番)、FW須田(15番)、DF佐藤(13番)を次々と投入し、攻撃を仕掛ける。試合終了1分前にFW須田(15番)が左サイドで相手DFを切り崩し、DF井上(3番)がセンタリング。このボールをFW福井(9番)がゴール中央からヘディングシュートを決めて1点を返した。
 3点ビハインドの中、試合終了のホイッスルを聞くまで1点を取りに行く強い気持ちを持ち続け、最後まで試合を諦めなかった選手たちに拍手を送りたい。

1回戦
日程 時間 会場

対戦カード

M-6 08.9.28 13:30 中津総合運動場 徳島県 前半 神奈川県
後半
延長前半
延長後半

後半1分  佐藤
後半23分 坂井

得点者

前半30分 郷内
後半34分 須田
延前1分 河合

 初戦の相手は、四国リーグに所属する徳島ヴォルテスセカンドを中心とした徳島選抜。神奈川は初戦の緊張から動きに硬さがあり、本来の攻撃のリズムを作れず、なかなかシュートまでつなげることが出来なかった。
 互いに決定機を作れないなか迎えた前半30分、神奈川は右サイドを突破したMF小笹(10番)から中央のFW福井(9番)を経由し、MF郷内(8番)にパスが渡る。郷内は相手DFを縦に振り切り左足でシュート。ゴール右隅に流し込み、待望の先制点を取って前半を終了した。
 後半立ち上がり早々、集中しきれていない神奈川守備陣の右サイドを突破され、中央から同点ゴールを決められた。その後は一進一退の攻防が続いたが、またしても自陣右サイドからのスローインのボールを相手にカットされ、そのまま持ち込まれて逆転ゴールを許してしまう。1点を追う神奈川はFW須田(15番)、MF田中(14番)を投入し、両サイドから何度も攻撃を仕掛けるが決定的なチャンスを作り出せない。そのままタイムアップかと思われた試合終了1分前、ハーフェイライン付近で得たFKDF渡部(2番)が前線にフィード。小笹がヘディングでゴール前に流すと、混戦のなかから須田が冷静に流し込同点ゴール。延長戦へと持ち込む。
 延長前半、GK堀のフィードボールを受けた須田が福井にパス。福井はそのまま右サイドをドリブルで持ち込み強引にシュート。相手GKが一旦はじいたボールを逆サイドから詰めていたMF河合(6番)が豪快に左隅に突き刺した。その後、退場者を出した徳島に最後まで決定機を作らせず、タイムアップ。神奈川が初戦を勝利で飾った。