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関東U-16トレセン 2009
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スタッフ日記
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関東U-16トレセンリーグ 2009 >> スタッフ日記 >> 第2節
2009年5月24日(日) 13:00 @山梨・韮崎中央公園 陸上競技場
神奈川 U-16前半山梨 U-16
後半
高橋愛斗(前半20分)
鈴木雄斗(前半28分)
大野成輝(前半39分)
熊谷アンドリュー(後半22分)
大野成輝(後半39分)
熊谷アンドリュー(後半43分)
得点(前半12分)樋口拓弥
金沢拓真(前半32分)
警告(後半9分)白崎凌兵
退場
【テーマ: 攻守のスムーズな切り替え、ポジショニングのバランス】
 神奈川は前半戦、素早い寄せや積極的な動き出しなど良い入り方をしたかに見えたが、山梨もセカンドボールへの早い反応や粘り強い守備から、簡単なロングボールをタイミングよくスペースに出しチェイスしてきた。神奈川のディフェンスラインが下がって処理するもMFの戻りが遅く、もたついている間に2度の決定機を作ら れ、開始早々12分に先制点を許してしま
う。立ち上がりは山梨の「守」から「攻」への速さ、運動量に押される展開となった。しかし、神奈川は今節から登録のFW高橋(1年・東京Vユース)が高い位置でキープ力を見せ、まわりの選手を活かしはじめると20分、左からのクロスを下がりながらの難しいヘディングで自ら決め、同点とした。その後も2得点を重ねたが、相手のシンプルなカウンターに中盤が間延びしてしまい、今日のチームのテーマを十分に発揮できない神奈川の前半戦だった。
 ハーフタイムには、ビルドアップ時に逆サイドを意識しておくこと、ファーストタッチのミスが判断を送らせていることを選手たちに伝えた。小澤GKコーチ(桐光学園高)からは「ビッグスワン(=本年度新潟国体の決勝戦会場)」を意識させるべく、いい喝が入る。
 後半戦、神奈川チームは引き締まりを見せた。守備における予測、反応が相手の動きを上回るようになり、またボールをワンタッチで素早く動かして徐々に相手の体力を奪っていった。67分、大野成(1年・湘南ユース)が左サイドをえぐって熊谷(1年・横浜FMユース)の4点目のゴールを生むと、85分には熊谷のヘディングの折り返しを今度は大野成が自ら決めて5点目。神奈川の持ち味であるスピードと運動量が後半になって光る。さらに88分、熊谷が中央で南(1年・東京Vユース)とのワンツーから抜け出して合計6得点。第1試合で群馬と茨城が分けたことで、第3節を前にAグループ2位以上を確定させた(※第1節から第3節までは国体関東ブロック大会の予備予選を兼ねる)。苦しいところで個の力に救われているが、この試合最も安定感を見せたのは前節でも活躍し、今日の試合でゲームキャプテンも務めたCB遠藤(2年・湘南ユース)。持ち前の強さ、高さはもちろんボール奪取を生むのは、地味にも見える適切なポジション修正の繰り返しができるからこそ。また交替で出場した6選手の積極性が高かったのは収穫。それぞれのストロングポイントをアピールし、終盤チームに活力を与えた。
 トレセンリーグは45分ハーフで実施されているが、国体予選や本大会は35分ハーフと時間が短く、立ち上がりのミスが命取りとなってしまう。またBグループでは強豪がしのぎを削り実力をつけている。ミスが多くとも勝ち星を得ている我々が兜の緒を締めるのは当然である。対戦相手の山梨チ
ームのなかでも(10)堤選手(2年・山梨学院高)、(7)白崎選手(1年・山梨学院高)は攻撃力に秀でた選手で、この試合では非常に苦しめられた。また、昨年ともに神奈川U-15トレセンチームとしてプレーしていた(16)山口選手(1年・山梨学院、FC厚木出身)と対戦し、その成長の跡を見ることができたのは、うれしい一場面であった。
神奈川U-16トレセン監督
永山 晃(浅野高)
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