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関東U-16トレセン 2009
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関東U-16トレセンリーグ 2009 >> スタッフ日記 >> 第6節
2010年2月21日(日) 10:00 @茨城・鹿島ハイツスポーツプラザ
神奈川 U-16 前半 栃木 U-16
後半
得点 (前半 分)
(後半 分)
(後半 分)

警告
退場
 千葉戦の反省から、前夜のミーティングでは、早いタイミングから相手のギャップでFWがパスを受けている映像をピックアップして、組み立てのイメージを共有するよう指示。また、世界のユース年代のプレー(2009仙台カップ国際ユースサッカー大会「ブラジルvsフランス」のビデオ映像)ぶりから、球ぎわの厳しさと強さ、その中で発揮される判断力・技術のすばら
しさを見てもらい、自分たちの発奮材料とした。
 最終節の対戦相手・栃木は2トップにスピードのある選手を置き、堅い守備から速攻をしてくる力のあるチーム。昨日の反省を生かし、本来の力を発揮して相手の良さを出させずに勝利に結びつけたい。長かったU-16トレセン活動の集大成として、内容の良いゲームを期待して選手を送り出した。
≪前半45分≫ 試合の入り方が悪かった。ファーストタッチが悪いせいもあり、ポゼッションは落ち着かず、中盤での相手のプレスに負けてしまう。栃木は奪ったボールを2タッチ以内でどんどん前線に出してきた。予想通り、2トップが鋭く反応し、高い位置で起点を作ると、栃木は全体が連動して攻撃をサポートし、神奈川が跳ね返したボールもすぐに拾って繰り返し攻め入ってくる。これまで神奈川がチームとして行ってきたはずの「積極的に奪いに行く守備」も、ボールの失い方が悪いため、なかなか集団でのプレスにつながらない。そして、前半早々にCKでの寄せの甘さから失点を許してしまった。
 前半はますます相手の出足の良さが随所に目立つ展開となった。試合前のミーティングで確認したギャップの共有は影をひそめた。
≪ハーフタイムの指示≫
・ファーストタッチの質が良くないので次のプレーのスピードや精度が上がらない。だから、相手のプ
 レスにつかまっている。プレッシャーの中でも、もっと良い準備と、しっかりとしたコントロールを。
・運動量が少ない。予測に基づいた動き出しが必要。相手の背後への動き出しもほしい。
・勝負へのこだわりは今のところ相手が上回っている。気持ちを入れなおそう。これまで神奈川がや
 ってきたことを再度やろう。
≪後半45分≫ CB遠藤(湘南ユース・2年)をボランチに上げ、中盤の守備の安定を試みるが、相手の守備の意識と運動量はなかなか落ちない。MF鈴木雄(横浜FMユース・1年)が奮闘し、何とかゲームを組み立てようとする。何回かバイタルエリアまで迫っていくが、しっかりと人数を割いて守備を固めてくる相手をなかなか崩しきれない。サイドからのクロスにも精度を欠き、フィニッシュに持ち込めないでいると、逆に相手のクリアがFWに拾われ、速攻されるという悪循環へ。そして、神奈川が前掛かりになっているときに自陣で奪われたボールを確実にゴールを決められ、2点差とされる。
 後のない神奈川はFW見留、MF斉藤翔(ともに湘南ユース・1年)、FW田川(厚木北高・1年)を投入し、最後の反撃を試みる。しかし、その糸口をつかみきれず、逆に決定的な3失点目を喫して
最終節は黒星でリーグ全日程を終えた。
 これが神奈川県U-16トレセンが今年度唯一喫した敗戦であったということ以上に、われわれの最後のゲームがこのような内容だったことは非常に残念であり、サッカーはそうそう簡単には勝てないということをあらためて知ることができた。
神奈川U-16トレセン監督
永山 晃(浅野高)
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